第二十四章 不動産売買契約

契約というのは、不動産売買契約のことで、他に契約は別にも出てくる。

ここでは契約と略している。

 その他の契約というと、銀行のローンを契約することを「金銭消費貸借契約」という。略して「金消(きんしょう)契約」と呼んでいる。

 「さて、気持ちを取り直して、これから契約に入ります。その前に、重要事項説明で、ご不明点は残っていらっしゃらないですか。ご質問承ります。」

 「大丈夫です」

 「わかりました。これからは契約書にサインをいただくという流れですが、契約書についてまず説明をいたします。その後、記名押印と割印をいただき、ほぼ終了となります。」

 「契約書の内容については、重要事項説明で説明した部分と同じです。契約期間におけるペナルティや禁止事項について主に書いております。契約期間とは、今日この契約が成立してから、お引き渡しの日までの間、お互いに内容を守りましょうねという期間です。そして、これをもし破ったらペナルティですよという内容が裏にびっしり書いてあります。申込書は、お客様からの書類、契約はお互いに書く書類なので、また書いてもらいます。」

 「契約がペナルティなく解除になる例外ってありましたっけ?」隆。

 「ローン特約です。この後にローンの結果が来て、貸せないとなってしまった場合です。手付金をお返します。」

 「わかりました。」

 契約は30分くらいで終了し、夫婦それぞれ記名・押印して契約となった。連盟で契約する目的は、それぞれが住宅ローン控除を多めに受けたいからだ。1万円の印紙に割印をし、本書を受け取った。引き渡しまではこの契約書によって管理される大事な書類なので、大きなファイルの先頭に入れておいた。

 マンションギャラリーを出るまでに3時間ほど時間が過ぎていた。今日はそばにしようかと話して駅前に向かった。食欲はあまりなかったが、胸はいっぱいだった。これからローンの手続きで面倒くさい事が始まるのもわからず、ひと山越えてほっとしていた。

続く

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください