第二十七章 本申込準備

「こんにちは」

久しぶりに営業さんからの電話だ。もう完成まで半年くらいの時のことだった。

「そろそろ本申込の時期になりました。銀行を決めていき、次の手続きに進んでいきましょう。お手紙も行きましたでしょうか。まず、本申込というのについて再度ご説明しますと・・・・」

本申込とは、事前審査の次の2回目の銀行のステップで、事前審査は幾つもの銀行に審査をお願いできたが、本申込は、1つの銀行に絞り、本当にそこで資金を貸してくださいという申込手続きのこと。今までやった2つの銀行の承認と、それ以外にも今から事前審査を新たな銀行や機関ですることもできるらしい。

まずは話を聞きに行きたいと言って、来週のアポイントを取った。最近知子も友人にいろいろヒアリングして知識が増えてきているし、金利って重要だと分かってきた。銀行もいろいろあり、固定や変動の違いなど、聞いても忘れてしまったことも多いので、とりあえず復習を兼ねて伺うことにしたのだ。

~翌週、モデルルームにて~

「すみません、わがまま言って」

「結構ですよ。今回の本申込というのが一番項目も多く、書類も多いですから。

説明します。」

「変動とか、固定とか、金利が安いとか高いとか。その辺がどう判断したらよいかと思いまして、以前、金利が安いのに越したことは無いですとおっしゃっていましたね。それは覚えております」

「はい、確かに。私はそう思っています。どの銀行の担当者も必死ですから、いろいろなオプションや特徴を付けて、金利が高くてもこれがいい!などと言いますが、結果として、みなさん「金利が安いところ」に行きつくということです。安ければその金額で何でもできるので。-A

 「SBIネット銀行が0.42%前後で、この銀行が変動金利でシェアNo.1でした。金利が安く、ネット銀行なので、町中に店舗を構えていません。そこが信用できないという人がいますが、すぐ慣れます。その他、似た銀行もありますが、人件費を下げ、店舗なしでという強みが低金利になっており、シェアを広げております。」

「固定金利というのはなんでしたっけ」

「以前は皆さん固定金利が圧倒的でした。時代は40年前、バブルの頃は天井まで金利があがり、怖くて変動なんて考えられませんでした。いくら払うかわかりませんから。そこで、住宅金融公庫・・今もありますが、業務形態と内容を変え、住宅支援機構となっていますが、母体は同じ感じで、そこがフラット35という固定金利の商品を扱う代表的な機関です。ただ、金利はSBIと比べると3倍くらい違ってきますので、シェアは低く、固定金利でなければならない人などが、他の銀行が借りられなくて仕方なくという場合が多いですね。とにかく積極的に選ぶ人は少なくなりました。

「分かりました。その他の銀行はどのような特徴があったりしますか?」

「例えば、がん保険(無料)付きとか、買い替えに強いとか、外国人にも融資するとか、もっと極めつけは、保証人がどうとか、親子でリレーして返すなど、正面切ってローンを組まない場合やハードルがある場合ですかね。がん保険無料というのは魅力ですが、金利の安いローンを組んで、帰りに目の前の「保険の窓口」でがん保険を別で加入して頂くという手もありますよね。ローンを頑張って繰り上げ返済していくと、がん保険を付けてもローンが完済してしまえば一緒に消滅しますので、65歳くらいまでに終わるがん保険です。そこが問題だったりします。詳しくは銀行の担当者のの方に説明を聞いた方がいいのですが」

「なるほど、今日は決められそうにないのですが、家に帰ってネットとか見て、早めに決めたいと思います。多分金利が安い変動で、ネットでも別に抵抗ないので、そのあたりになると思います。」

「分かりました。それでは持ち物の説明をいたしますね。」

~本申込の代表的な持ち物~

①住民票

②印鑑証明書

③課税証明書    ーB

=以上①-③まで市役所、区役所で取るものセット

④実印

⑤免許証、保険証

⑥源泉徴収票    ーC

⑦借り入れがあれば明細、償還表など

⑧その他      ーD

「・・・ということで、それでは来週またお会いして、書類等を揃えられるだけお願いします。今日はこの辺りで、またよろしくお願いします。」

やることが沢山。一番面倒な手続きだ。書類が多いというのが分かった。

続く

Aについて・・・銀行によりいろいろな商品の特徴を出している。注意点は、同じに見えて違うことがある。金利は同じだが、諸費用が全然違う場合や、数年たつと金利が上がることが決まっている場合(フラット35などにある)。隠れた数字にも注意なのだが、難しいので、営業に聞いて違いを教えてもらうのが賢明か。自分で判断するより良い。

B・・・課税証明書を取らなくても、昨年の5月頃出ている「住民税決定通知書」があれば代用できる。細長い帯のような形をして給与明細に入っている。

C・・・源泉徴収票がない場合もある。サラリーマンはなくした場合、総務部で再発行してもらうことになる。確定申告書の人は、もちろんそれで可。

D・・・外国人の人は特別永住許可証や、転職の人は雇用契約書など、特別追加書類があることがあるので、この限りとは断言できない。一番面倒なのが、申込書を書くという行為。事前審査でも書いて慣れていると思うが、もう一つ、個人情報の保護の書類だとか、団体信用生命保険をここで初めて書くという場合も多い。年齢が高いと健康診断の直近の結果を求められることや、通院歴、投薬歴、病気を詳細に告知することを求められると時間がかかることになる。

ちなみに本申込書の書類がそろってから約一週間前後で承認/非承認が分かる。

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